IP逆引き

国情報の種類まとめ

国情報 / 用語

IP情報に出てくる「国」は、意味が異なるものが混在します。 画面右の「国の情報まとめ」で迷わないためのヘルプです。
一致しない=異常ではありません。用途が違うので、ズレるのが普通です。

まず結論:国は1種類ではない

画面右「国の情報まとめ」の見方

右側の「国の情報まとめ」は、IPに関する複数の“国”を同時に見比べるための一覧です。 一致しない=異常ではなく、役割が違うためズレることがよくあります。

設置場所(国)(GeoIP)

GeoIPは、IPアドレスをキーにして、民間のGeoIPサービス/データベースから「住所(国など)」を推定して返します。
ただし、この住所(国)は確定情報ではなく推定です。サービス事業者が複数の出所(登録情報・ネットワーク観測・統計など)をもとに作成しています。
VPN/プロキシ/クラウド/CDN経由ではズレやすく、必ずしも利用者の所在地を示しません
本サービスでは「国」までの表示ですが、データベースによっては「市」など、より細かい粒度を持つものもあります。
「ユーザがどこの国からアクセスしているか」を正確に断定することはできませんが、アクセスログの言語(language)などと突合して推定の精度を上げることはできます。
なお、アクセス主体は人間とは限らず bot の場合もあるため、あくまで「推定」として扱います。

RDAP(net.country)

RDAPの net.country は、そのIPアドレス範囲(ネットワーク)が登録情報として「どの国に割り当てられているか」を示す国コードです。
多くの場合、管理している ISP/企業の国や、主に提供されているサービス地域の国の目安になります。
これはIPアドレスの登録情報(管理・割り当て情報)であり、利用者の所在地(GeoIP)ではありません。

RDAP(raw.country)

raw.country は、RDAPが返す「生データ(raw)」から抽出した country 文字列です。
これはRDAPの正式フィールド(標準化された項目)ではなく、レジストリや出力形式により意味や記述が揺れます
そのため、国を表す主項目としては net.country を優先し、raw.country補助・検証用として扱います。
記述される場合の例:登録組織の国/ネットワークの割り当て国/連絡先の国 など(ただし一意に決まりません)。

Cymru route国

Cymru(Team Cymru)は、IPアドレスに対してASN(AS番号)BGP経路(プレフィックス)を高速に返すサービスです。
RDAP/Whoisが「登録情報(登記簿)」なのに対し、Cymruは「インターネットの経路(現場)」に近い情報を返します。
たとえば「このIPはどのASに属するか」「BGP上ではどの経路として広告されているか」を確認できます。
Cymruの国(CC)はGeoIPのような所在地ではなく、ASや経路に付随する登録上の国コードの目安です。

Cymru AS登録国

Team Cymru(DNS ASN/BGP)で取得できる情報に含まれる国(CC)です。
これはAS番号の登録主体(AS登録情報)の国の目安です。

Whois 登録国

Whois(WHOIS)は、IPアドレスやドメイン名の登録情報をテキスト形式で取得する仕組みです。
RDAPと目的は同じですが、Whoisは古い形式で、情報の書式が統一されていないため、解析が難しいことがあります。
本ツールでは、RDAPで取得できない場合や補助情報としてWhoisを参照します。
Whoisの country も利用者の国ではなく登録情報の国です。

ズレが起きやすい代表例

どれを最重要にする?(おすすめ)

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